もうすぐ5月5日「こどもの日(端午の節句)」ですね!! エントランスのフラワーアレンジメントもお色直しです♪この機会に少し「こどもの日」について調べてみました。
そもそも端午の節句とは奈良時代から始まったと言われ、当初は季節の変わり目に行う宮中行事だったそうです。これが江戸時代頃から男の子の前途を祝う日となっていったといわれています。そこから派生して産まれたのが「こどもの日」だそうです。
現在「こどもの日」は国民の祝日の1つで、1948年に制定され子どもの成長や健康を願う日と認識されていますが、実はそれだけではないそうです。祝日法では「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日となっているので、実際は母の日のような意味も含まれているのですね。父に感謝するとは明記されていないですが、是非みなさんお父さんにも感謝しましょう!
―こどもの日の素敵な過ごし方―
①五月人形を飾る
こどもの日の前の3月下旬~4月中旬から、「五月人形」を飾るのが一般的です。甲冑や弓矢がセットになった「鎧飾り」、頭にかぶる兜を模した「兜飾り」などなどたくさんの種類があります。五月人形には男児のたくましい成長を願い、災厄から守る厄よけや、その子の厄を引き受ける役割があるとされています。
②鯉のぼりを飾る
「鯉のぼり」には、男児の成長と出世を願う意味があり、「どんな環境でもたくましく成長し、立派になってほしい」という願いが込められているのです。一番上が父親を象徴する黒色の真鯉、その下には母親を象徴する赤色の緋鯉、続いて子どもを象徴する青や緑色の子鯉を飾るのが一般的な飾り方です。鯉の上に飾られるカラフルな吹き流しは、中国から伝わった「五行説」で、赤・青・黄・白・黒の「五色(ごしき)」で魔よけの役割があります。
③菖蒲湯に入る
こどもの日が近くなると、スーパーなどで菖蒲が販売されているのを目にしますね。菖蒲を風呂に入れる「菖蒲湯」も古くから続く慣習です。5月5日はめでたい反面「陰」に転じやすいとされたため、香り高い菖蒲を入れたお風呂に入り、邪気を払って無病息災を願います。また、菖蒲には薬草効果があるので健康につながります。菖蒲をそのまま湯船に入れるだけでも楽しめますが、葉を細かく刻んでカーゼやネットに入れて使用すると香りが増すそうです。
④かしわ餅を食べる(関東)
関東エリアでよく食べられるのが、「かしわ餅(柏餅)」です。かしわの葉は新しい葉が育たないと古い葉が落ちないため、古くから跡継ぎや子孫繁栄の象徴として端午の節句に供え、食べられるようになりました。小倉あんとみそあんの2種類が食べられていたようです。またかしわの葉に含まれている物質には、防腐・抗菌作用があることが知られています。古くから食べ物を包んだり、盛ったりするときにも使われていました。
⑤ちまきを食べる(関西)
関西エリアの定番のお菓子が「ちまき」です。本来、端午の節句の行事食といえばちまきで、端午節とともに中国から伝わりました。まず当時の都に伝わったため、「ちまき」を食べる習慣は、奈良から関西・近畿を中心に西日本に広がりました。本来は、邪気を払うと考えられている「茅(ちがや)」という葉を使っていましたが、各地に広まる中で、笹の葉が使われるようになったそうです。包まれている中身もさまざまです。もち米を包んだものはもちろん、あんこ入りの餅や、葛餅を包んでいるちまきもあります。
かしわ餅もちまきも美味しそう♪うーん…悩みますが今年は両方楽しみます!